ウサギの正しい食事法

ウサギの正しい食事法

草食動物であるウサギは、非常に大きな消化管を持っています。中でも特に発達しているのが盲腸で、とても大きく活動的です。

盲腸の中には多くの腸内微生物が生息し、運ばれた食事を発酵させています。この発酵産物は消化管の運動によって、消化できない物とできる物の2つに分離されます。この分離作業から、ウサギは2種類の便を作ります。

一つは消化できない物から作られた、普段私達が目にする硬くて球状の便です。

もう一つは消化できる物から作られた、軟らかい便で、盲腸便と呼ばれています。盲腸便は蛋白やミネラルなどを豊富に含んでおり、ウサギはこれを肛門から直接食べエネルギーに変えています。

もしも肥満体型で丸くなる体勢が取れず、それができないとウサギは体調を崩してしまいます。他ではみられない非常に特徴あるウサギの食生活では盲腸の健康が大切で、それにはチモシーなどの高繊維質の食事が重要なのです。